フライパンを購入する度に何年も迷っては色々試したのですが、
結局のところ・・ステンレス製で「一生もの」と呼ばれるような製品に的を絞りました。
ここは、そこに至るまでの迷った記録・調べた事のまとめです。
実際に使用した感想・テフロンコーティングの修理先の体験談も残します。
1: ステンレス
- 候補にしたメーカー
本当はドイツ製をはじめとするフランス・イタリアなど、
ヨーロッパ系の
ステンレスや銅製の本物っぽい(ホテルや一流レストランなどで使われているような)
フライパン(fisslerとか、メプラ等のブランド)とかが欲しかったのですが・・。
本当にお高いのです・・(単品で2~3万円超、セット
だと10万円以上・・が定価です!)
なので、今後は同じ「ステンレス」「一生もの」でも、 少しお値段のお安いものを
探すことにしました。
ブラジル製で有名なTRAMONTINA(トラモンティーナ)が、そこまでお高くないので
気になっています。
会社自体、歴史も100年とかあって国民的なブランドで信頼も持てます。
(後日談:tramontinaで、ペティナイフを購入しましたが、造りがとても良いです。)
日本製のステンレスのフライパンも良いものがあって検討しています。
(的は絞ったつもりですが、全然、決まりそうにありません・・)
- 失敗したこと
ついでに、
ステンレスで気になったこと:日本製だからといって全てが良品ではないので、
購入する時にあまりにも安過ぎるもの等は注意した方が良いと思います。
私は、日本製のステンレス製の物を購入して、しばらく使うと色が黒っぽくなり
なんとなくザラザラしてきたことがあります。
調べたら、何らかの成分に反応したら色が変わったりする様ですが、
特殊な食材は使わないし、酢などを使う料理をした覚えもなく。原因不明です。
(1000円くらいのお玉でしたが・・。「日本製」で、日本の地図の絵がパッケージにあり、
高品質そうに見えたので奮発しましたが、失敗しました。100均の方が綺麗かも・・という。。)
普通の大型チェーン店のスーパーマーケットでしたが、日本製で騙されました。。
会社の所在地や連絡先の書いてある
誰でも聞いたら知っているくらいのメーカー
きちんとした製造元の製品を選ぶべきかと。
ちなみに、そのレードルは今となっては、何という会社の製品か分かりません。
購入時には確かに日本製と書いてあったけど、製品本体にはメーカー名や「made in japan」とか書いてないし
言葉は悪いですが、これは「売り逃げ」ということではなかったのかと。
- お手入れ方法・使い方について
ちなみに、ビタクラフト・フィスラーなどの無水鍋として使える様な
上質なステンレスであれば色も変わっていませんし、焦げ付かない気がします。
実際に使ってみて今のところ、焦げたりこびりついたと思っても
少し水に浸けておくと
柔らかいスポンジだけしか使わずに、
擦ったり力もかけず普通に洗えていますし、
黒ずんだりせずに輝いています。
ステンレス製フライパンを使用の際は、少し温めておくと良いと見聞きしたので、
ハンバーグを混ぜている間だけ火をつけておき、
少しだけ冷めた時に成形して並べ、油を引かずに焼いてみましたが、
焦げ目が美味しそうにつくけど、こびりつかない・・という焼き上がり方でした。
(※ お肉の赤身が多い場合は、通常は少し油を引くと良いと思いますが。)
2: 鉄製
途中で数回、日本製の鉄のフライパンを購入しました。なにしろ、お安いので、、。
もう10年以上は使っていますが、本当にコスパ良いです。
鉄製のフライパンは最初は面倒でしたが、数年経って油が馴染んできたので
少々置きっぱなしでも錆びたりしなくなってきました。
「鉄は錆びるから・・」と言いますが、錆びて終わりではありません。
サビを落とせば使えます。(実際に何度もやっています。以下の方法で)
錆びたり焦げた時のお手入れ方法は、
重曹とクエン酸を混ぜてスチール(鉄?)のタワシでこするのが一番良いと思います。
鉄製のフライパンを購入する際の決め手となった理由は、
「フッ素コーティングは、コーティングが剥がれると身体に良くないのでは?、
鉄のフライパンだと鉄分が取れるし、鉄板焼きの如く美味しいらしい」・・という事からでした。
実際にお肉などは美味しく焼けたと思います。(よく温めてから焼くと)
鉄製のフライパンに油を馴染ませるコツがあります。
少し深めのものだと良いのですが、フライパンで揚げ物を頻繁にすると良いです。
その他、油を使う料理全般何でも良いです。
うちの場合は、それで格段に馴染んでいきました。
使い終わって洗った後、火にかけますが完全に乾ききってから、
油を落として 全体に回すようにしていました。落ち着いたらフタをして収納します。
(他のフライパンを重ねて収納できないのが難点です!)
・・が、反面、焦げ付きやすくて手入れが面倒で使わなくなってしまったり
ほったらかしになりやすいし、慣れていない時には扱い辛いので、
実用的・日常的(気軽に毎日使える感じ)ではない気がしました。
手入れをするのが好きで、ちゃんと洗って火にかけて・・が
苦にならない人には向いています。
逆に、洗わないで置いておく人もいます。(揚げ物の後、そのまま蓋をしてしばらく放置。)
田舎のおばあちゃんとか、家族が多い家だと、そういう感じです。
そうやって、使い込んでいくと鉄に油が馴染んで錆びにくくなるので。
3: コーティング(フッ素・テフロン加工)
以前は某テフロン(フッ素樹脂 ※1)加工の「取っ手の取れる」フライパンを愛用していたので、
買い替えの際に 一応候補に入れていたのですけど・・
主婦同士で話しているとよく問題になるかと思うのですが、
・フッ素コーティングのフライパンは 最初は良いけど、
・二年もたてばコーティングが剥げて焦げ付くようになるし、
・単品で買い足すと割が高いし
・セットでまた購入したら高額になってしまうし、
・セットで何度も買ってしまうと、20センチのソースパンとかみたいな
使用頻度の低いものや焦げ付くような使い方のしないものは余ってしまいます。
ソースパンなどはターナーなどつかわずあまり傷がつかないようなものなので、
家にもまだあるので、使わないものが多過ぎるし。
24~28cmくらいのフライパンのみが欲しいのですが・・。
(一番よく売れているサイズですよね。)
1個売りは本当に割高で見ているだけで辛くなってしまいます。
(※1)テフロン加工とフッ素樹脂加工の違い・・
「テフロン加工」とは、デュポン社の商標(商品名・呼び名)でした。
1930年代に発見されたそうです。
PTFE(フッ素樹脂)というのが正確には原料名となります。
60年ほど経って、身体に悪影響を及ぼすとか話題になりましたが・・。
180~200度以上の温度による、とか。
炊飯器のメーカーは、はがれたコーティングを食べても消化せずに排出するから平気
とか言っていると聞きますが・・。実際に、載っていた公式サイトの引用を以下に。
(念のためにメーカー名は伏せておきますが、主要な日本の家電メーカー、3社とも粗同じ内容です)
Q:内なべのフッ素加工がはがれて、それを食べてしまったかもしれないのですが、害はないですか。このまま使っても大丈夫ですか。
A:回答 フッ素樹脂は万が一口の中に入っても吸収せず排出されますので、
体には害はありません。ご安心ください。
また、フッ素加工がはがれていても、ご飯がこびりつかなければ
そのままお使いいただけます。
ご飯がこびりついて、お手入れがしにくくなったり、気になるよう
でしたら、内なべだけご購入いただけます。
お近くの製品取扱販売店もしくは、弊社へお申込みください。
内釜フッ素加工(コーティング)がはがれた
コーティング(フッ素)がはがれても、内釜はご利用いただけます。
内釜のフッ素加工がはがれますと、ごはんがこびりつきやすくはなりますが、機能面・衛生面には問題はありません。
そのままご使用いただけます。
はがれたフッ素をご飯と一緒に食べてしまわれても、人体には吸収されずに排出されます。体内に残ることはありません。
なお、フッ素加工が剥がれた面に接触した部分のごはんが茶色く変色することがあります。
このごはんの変色は、フッ素が剥がれた箇所にお米のでんぷん質がこびりつき焦げやすくなるためです。
金属の錆びではございませんので、ご安心ください。
他のメーカー(昔からある大きな会社)・・散々探しましたが、見付からず。
よくある質問のページが、直ぐに商品紹介のカタログの様なページやチャット画面になり、
フッ素の健康に対する情報は全くありませんでした。
大企業なのに、配慮がないのか、敢えて隠しているのか判断がつきかねますが、
私は不信感を持ってしまいました。
会社名を知りたい方は、コメントを下されば非公開でお知らせします。
取り敢えず、2/3が安全と言っているので、私は剝がれても普通に使います。
他には、ダイヤモンド コート の フライパンで、 取っ手 が取れるもの・・等で
しばらく調べていたのですけど、実際に購入した人のレビューを見ていると、
ティファールとは 互換性がないとのこと。
ハンドル部分を活用したいと思うのですけど・・。
セットでも安いみたいだから、切り替えても良いかもしれません。
他に、大手のスーパーマーケット系列で扱っている、セットのフライパンも
取っ手が取れるものが見つかったのでしたが・・。
取っ手・フライパン・片手鍋・蓋のパーツがセットの箱入り製品を 散々見
た挙げ句、
保留にしています。
手持ちの取っ手が取れるフライパンのハンドルを店舗へ持って行って
使えるかどうか試してみたいです。
その後で、パーツで欲しいものだけをチョイスするか、 セットにするか
悩みたいところです。
(買い物で迷ったり悩むこと・・それ自体が趣味と化しています!)
4: セラミック
以前、フィスラー社の(ドイツ製)のセラミックのフライパンを
6~7,000円ほどで購入しましたが、
数ヶ月で傷が目立ちました。とても綺麗な白いフライパンだったので、大切に扱い、
キズが付かないようにと、木べらや菜箸くらいしか使っていなかったのに・・。
但し、使い勝手は良かったので、T-FALみたいに定期的に買い替えても
良いかもしれない・・と思うくらいに気に入りました。
・・が、その商品はいつの間にか販売が終了してしまいました。
通販サイトで検索すると、
fisslerのセラミック製フライパンは「売り切れ」、「数量限定」とか書いてありました。
セラミック製の調理器具は、耐熱温度が高くて評判は良いのですが、
「焦げ付きやすい」という評価が目に付きます。
やはり、1年持たなかったのは辛いものがあります。
キズに関しては、メーカーによって強度が違うかもしれませんが、
白いせいか、キズが目立つ様です。
セラミックは、ホットケーキ専用とかにすれば良いかもしれません。
見た目も、白いフライパンだとスイーツらしいし。
5: 購入・修理方法の参考:終わり
テフロン加工(フッ素コーティング)が剥げてきたら、再加工・修理が出来ます。
業者への依頼で大阪・奈良には出来るところがありましたが、各地方にも会社があるかもしれません。
見付けるのに何年もかかり(方法自体があると知らず)、探すのが大変でした。
ところが、楽天やAmazonで「フッ素コーティングスプレー」が5,000円くらいで売っていました。
(炊飯器のフッ素コーティングのはがれが気になって探して見つけたのですが。)
フッ素コーティングの修理をしてくれる会社が大阪にありました。
ホームページがあり、申し込みは用紙をダウンロードして印刷し、
宅急便でコーティングしたいものと一緒に送って、
先払いなので振り込みをしました。
2週間後とのことで、そのくらいに綺麗になったものが届きました。
どこの会社か忘れてしまいましたが、奈良にも同じような会社があります。
以下の 関西技研という会社です。
結論(個人的な)
私の使用した順番は、取っ手のとれる→鉄→セラミック→ステンレス製ですが、
鉄とステンレスはずっと使っていくと思います。
高額なブランドのフライパンや鍋を購入するのに、普通の通販ではなく
ネットオークションなどで、「未使用品」を物色して購入してみました。
ただ、出品した人にもよると思いますが・・ 保証などが分からなかったので
後から気になったりしたので、次に購入するならお店で新品が良いかなと思います。
私は購入前に質問コメントで、「入手方法」「不要になった理由」を聞きました。
ネットフリマなどでは匿名での配達が一般的みたいで 個人情報にも繋がるので、
保証書の類は手に入らない事が多い様です。
上記の様にセットでは10万円超の一流ブランドのフライパンは、
保証期間が10年とかありますが、テフロンだと2年持つのか・・という。
ここまで読んでいただいた方ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
なにか少しでも参考になれば幸いです。
良かったら気が向いたときにでもまた覗いてやってくださいませ。
またの機会がありましたら、その時はよろしくお願い致します。
参考サイト:
テフロンとは?特徴やデメリット・使用用途を解説|チラー ...
https://www.amux.co.jp › blog › 780
フッ素樹脂コーティング、テフロン加工について | 関西技研
https://www.ka-giken.com › fusso › fusso01.html
内なべのフッ素加工がはがれて、それを食べてしまったかもしれないのですが、害はないですか。このまま使っても大丈夫ですか。