炭酸ナトリウムと過炭酸ナトリウムはどこが違うのか。。
他にも、セスキ炭酸ソーダとか、似たような名前が複数ありますけど。。
主に、洗濯・掃除についての使い道や特徴をまとめました。
時々追記をしています。
名前も成分も似通っていて混同しがちなので、メニュー項目を付けました。
１： 洗濯・掃除の洗剤｜炭酸ナトリウムと過炭酸ナトリウムの違いについて
最初に表題の件、一番紛らわしいものを先に。分かりやすくするために
以下よく目にするもの（過炭酸ナトリウム）を上にして順番を入れ替えました。
下にいくほど目にする機会が少ないと思います。
過炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウムの違い
- 過炭酸ナトリウム・・・製品名だと分かりやすいのですが、なんとか「ハイター」などと呼ばれるものですが、このハイターは洗濯でもキッチンでも使われます。色柄物・化学繊維も漂白できます。臭い消しや除菌の効果もあり、多数のメーカーから発売されています。別名：酸素系漂白剤。
- 炭酸ナトリウム・・・洗濯の助剤。自分は石鹸洗濯の泡立て用に購入。こちらは普通、石けん洗濯に。普通の薬局・ドラッグストアでも殆ど見かけなく、あんまり使われないかも。
２： 石けんと市販の液体洗剤の違い
洗剤とは普通、今やプラスチック製のボトルやプラのパッケージに入った
液体の物を指しますが。。。
以前は「普通」だった、粉せっけんが次々に廃盤商品になっています。
好きで「粉せっけん」を使い続けている人が残念がっていました。
運送には水分ではない方がコストが良いのでは？
以下、「石けん」の品質表示などの汚れ落ちについての成分の種類などです。
- 2-1 成分の種類
- 石けん・・・脂肪酸ナトリウム（純石鹸成分）
- 洗剤・・・・界面活性剤で汚れを落とす。
- 2-2 石鹸の種類
- 複合石けん・・・純石けんと合成の界面活性剤を混ぜたもの。市販の洗濯用石けんなど。
- 逆性石けん・・・殺菌効果がある（ベンザルコニウムなど）消毒、リンス、柔軟剤。汚れを落とす力は弱い。（？クエン酸もこちら？）
- 2-3 材料の油について
- 油・・オリーブオイル・グリセリン・パーム油・ヤシ油・こめ油・グレープフルーツオイル・ほか
- 製法・・釜炊き製法・コールドプレス製法・
- 2-4 手作り石けんの話｜石鹸の歴史
- 炭酸塩（炭酸ナトリウム）、
- 過炭酸ナトリウム（なんとかハイターなど）、
- セスキ炭酸ソーダ（手肌・環境にはやさしいアルカリ剤）
- 重曹（重炭酸ナトリウム・炭酸水素Na）、
- 3-1：過炭酸ナトリウムーー2Na2CO3・3H2O2 または Na2CO3・1.5H2O2
- 3-2：炭酸ナトリウムーーーNa2CO3
- 3-3：セスキ炭酸ソーダーーーNa2CO3・NaHCO3
- 3-4：重曹（ベーキングソーダ）ー炭酸水素ナトリウムーNaHCO₃
- ５０L・・・５０ｇ
- ６０L・・・６０ｇ
- オシャレだから
- 有名だから
- ブランドだから
- 塩化ナトリウム
- 塩化カルシウム
- 塩化マグネシウム
他、
細かく分類すれば、材料の分類から・・石鹸の材料の油も以下の様にいろいろありますが、
またの機会に掘り下げたいと思います。
うちでは、石けんを作っているので、台所の洗剤は買いません。
石鹸をネットクロス（又はスポンジ）に付けてお皿を洗います。
（因みに、ネットクロスはスポンジよりも長持ちするし使い勝手良いです）
石鹸の歴史（興味ない方は読み飛ばして良いです！）
そもそも、
明治10（1900）年代まで、普通の人は石鹸を買ったりしていなかったので
米ぬかとか、籾殻、ウグイスのフンとか使っていたということで（ほかに無患子の木の実が石鹸の様に泡立てて洗えるそうです！）
今の様に洗剤が細分化されているのを昔の人が見たら驚くと思います。
やっぱり、今はお金かかって仕方がないですね。
合成洗剤＝資本主義洗剤。
３： 炭酸・ソーダ・ナトリウム系の成分覚書
ほぼ見分けがつかない（全て白い粉）のですが。。
なんか、名前と成分までも似ていて
「どういう時に使うんだっけ？」と、考えるのが面倒になり
バタバタして放置していたものがあったのですが・・。
ある日ふと気になって調べたので記事にしています。
全て、洗濯や掃除の時以外にもキッチンでの除菌・漂白にも使える
（使い分けが出来れば・・）と大活躍、
人体・環境への負荷が少ない、エコな事この上ないものですが・・。
sodium carbonate peroxyhydrate（正式名称：炭酸ナトリウム過酸化水素化物）
過炭酸ナトリウム・・漂白・除菌・消臭効果。強アルカリ性。
「密閉した容器に保管すると、分解によるガスで容器が加圧され破裂する恐れがある」
酸素漂白剤（色柄物も化学繊維も漂白できます）の主原料で、
過酸化水素と炭酸塩を結合したもの。
どこのご家庭でも必ず１本ある、「なんとかハイター」などですね。
sodium carbonate
炭酸ナトリウム・・・炭酸塩（炭酸ソーダ）。汚れ落ちが良くなる。
強いアルカリ剤。洗濯ソーダ。粉末状では乾燥剤にもなる。
界面活性剤、入浴剤にも。アルカリが強い。
コチラ、石けんで洗濯するのに泡立ちが悪かった際、
いろいろ調べて購入した事があります。
しかし、酷い汚れには向いていないようでした。
洗たく以外の用途には、中華麺のかん水やコンニャクの凝固剤、ナトロンという天然鉱物をミイラ作りに利用など
sodium sesquicarbonate
セスキ炭酸ソーダ・・セスキ炭酸ナトリウム。汚れ落ちが良くなる。油汚れに強い。アルカリ剤。
洗剤（掃除・洗濯）・入浴剤。手肌・環境にはやさしい。
重曹と炭酸ナトリウムからなるもの。（重曹と炭酸ナトリウムの中間くらいの使いやすい洗剤。）
セスキとはラテン語由来の科学用語で「量」を示す。
sodium hydrogen carbonate・sodium bicarbonate
炭酸水素ナトリウムNa・重曹・・言わずと知れた重曹（じゅうそう）です。ベーキングパウダーとも呼ばれて、お菓子の材料にも「ふくらし粉」含まれている場合があります。重炭酸曹達（ソーダ）、略して重曹。汚れ落ちが良くなるもの。アルカリ剤。
食品添加物（ベーキングパウダー）、アク取り、臭い消し効果。
研磨効果（粒子が大きい・固めだと思うので、うちではクエン酸と一緒に水に溶かして使うことが多く、
パウダー状ではコゲ落としのクレンザー代わりにします。ちなみに、水・エタノールには「溶けにくい」です。）
因みに、水酸化ナトリウム（苛性ソーダ）とは石鹸の材料となります。
どれが何だか分かりませんね。。
結局、全部はアルカリ性で主に洗濯に使える洗剤だということ。←ここまで読んだ人は誰でも分かっているかと思いますけど・・。
４： 洗剤の量と容器について・参考・終わり
洗剤の「量」は、標準（共通の）規格があっても良い様に思います。
これは、ずっと前から声を大にして言いたかったことですが、そうすれば
同じ計量カップで計れるから。。
更に言えば、洗濯機の水の量も基準値があれば助かります。。
普段の洗濯のみならず、「洗濯槽クリーナー」の計算もあるので・・。
使う度にイチイチ量とか計って考えたりしていると面倒です。
詰め替えとか買ってきて、容器を再利用すると（それが目的です！（笑））
計算しないといけない場合が多々あるので。
例を言うと・・たまに、６２ｇとか半端な数値で
「標準の使用量」が表示されているものがあります。
わざと他所のメーカーの洗剤を詰め替えて使いにくい様にしているのかな？
とか思ってしまいますが・・。
そういう端数の計算が必要な、ややこしい使用量の洗剤は、
容器の再利用したい人間には全く向きません。
その方がエコでSDGｓなのに。。。
本体の購入しても他の洗剤を使いにくい仕様にして、
「混ぜないように」という安全のためでもあるのでしょうが。
兎に角、量の計算は結構、面倒くさいです。
一番ありがたいのは、以下のように・・
という量にして欲しいです。
６２Ｌに３４ｇとか書いてあるのと、４５Ｌに・・とかバラバラだと
バタバタしていたら思考停止で使わなくなってしまう可能性大だし
これじゃ意味がないなと。。
他人が見たら、
「何が入っているのか分からん」洗剤容器。
遺言書の作成するときに、こういう事が必要です。
面倒で出来ていなくて・・まだ、死ねないのです。
インテリア雑貨店などのシンプルなボトル
会社名を出すと不味い気がしてきましたので減らしていますが、
某生活雑貨の全国チェーン店の洗剤がセールで半額になっていたので購入。
洗剤容器のレビュー
暫く使いましたが・・フタを開けるときに、
中栓みたいな部分も一緒にクルクル回ってズレてしまう様になり、使い辛かったです。
向きが変になるので、毎回こぼれました。
自分は使いにくかったです。（廃版の洗剤容器のレビュー）
安かったので仕方がないです。不良品でsaleされてたのかもしれません。
インテリア雑貨などのチェーン店数件で購入した容器について
全体的に使用経験から、3～500円程度で１～数年以内で割れたりします。
容器は100均の方が丈夫で、粗同じ物を入れても長期間使えており割れていません。
（やはり日本製が良いのかと。100均でも探せば日本製があるので。）
割れたのは別の容器で定価でしたが、お店が
と期待しない方が良いみたいです。
容器は、洗剤メーカーの物が一番丈夫な気がします。
厚さが全然違います。
但し、中栓みたいな部分も一緒にクルクル回るメーカーはあります。
会社名は伏せておきますが、そのメーカーはしょっちゅうアニメのコラボをして
洗剤の容器・パッケージがコロコロ変わっています。
目分量
シンプルな容器で、最初から使いやすい様にミックスしたり
（※ 炭酸ナトリウムは、石けん水と混ぜると熱を持った事があったので
危険かもしれません。注意！
・・そういう意味では、市販の洗剤が安全ではあります。）、
適当な目分量（サッサッとふりかけの様に使う）をイメージして
使い易くなるように考えていましたが・・。
酸素漂白剤は、汚れの気になる部分にスプレーするもの・・など
特に「絶対量」が決まっていない洗剤なので、
こちらは目分量で使用する事にしました。
あと、おまけのついで情報：
雪が降った時に溶雪剤として使う「塩」
は関係あるかと思いましたが、溶雪（融雪）剤に使うのは、
でした。
でも、「塩」で溶けるそうなので、炭酸ナトリウムも使える？
気になって結構長いこと調べましたが、そんな話は出てきませんでした。
雪には、塩化カルシウムが一番良いみたいです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
何か少しでも参考になれば幸いです。
良かったら気が向いた時にでもまた覗いてやってくださいませ。
よろしくお願い致します。
参考サイト：
炭酸水素ナトリウム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%AD%E9%85%B8%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
セスキ炭酸ナトリウム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%82%AD%E7%82%AD%E9%85%B8%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
炭酸ナトリウム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%AD%E9%85%B8%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
炭酸塩
https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E7%82%AD%E9%85%B8%E5%A1%A9
界面活性剤
界面活性剤 - Wikipedia
過炭酸ナトリウム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%AD%E9%85%B8%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E9%81%8E%E9%85%B8%E5%8C%96%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E5%8C%96%E7%89%A9
石けん
逆性石鹸
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%86%E6%80%A7%E7%9F%B3%E9%B9%B8
